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INTORODUCTION
はじまり
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首都圏ベッドタウン東城市。
ここは戦前から農機具の大工場があり、その企業城下町として栄えてきた。
しかし、今やその工場も東南アジアへ移転し、寂れた町並と化していた。
そこに降って沸いた巨大ショッピングモール建設による都市再開発の計画。
古い町並みは、次々と売却が進み、土地価格は高騰した。
ところが、その町並の一角、ちょっとした丘の上に建つ築60年の木造アパート「おぼけ荘」は住人らの立ち退き反対で取り残されていた。
そんな折、土地の地主が突然死亡し、その妻がすべての権利を相続した。
新しく地主となった妻は立ち退き料の一切を拒み、住人達との対立は明らかとなっている。
ついに開発会社は、地主と全住人との住民説明会を開催することになった。
紛糾間違いなしの説明会を・・・。
STORY
ストーリー
ストーリーは、住民集会を明後日に控えた公民館の会議室で始まる。桜井は住民たちを「パートナー」と呼び、集会のリハーサルを行っている。
そのリハーサルとは?
地主の急死により、新しい地主となった妻からいかにしてより高額な退去費用をせしめるか?と言う怪しげなもの。
新人パートナーとして初めてこの集団に加わった中本は、その成り行きに違和感をおぼえる。
どう考えても不器用すぎる「パートナー」たち。
異様な妄想を語る古参の住民。
桜井が熱弁するスローガンの矛盾。
いったい本番はどうなるのか?
3日後ついにその本番はやってくる。
しかしその初っ端から進行を務める、開発会社の担当課長が風疹で欠席。たった一人で会を仕切らなくてはならなくなった妙におどおどしている女社員。
そしてケチで傲慢な人物と思われた地主から「思ってもみない提案」がなされる。
ところが・・・
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